ノギスの正しい読み方を「ゼロの左を読む・重なる線を探す・足す」の3ステップで解説した図

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ノギスの読み方を初心者向け解説|目盛りを3ステップで読む方法

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こんにちは。DIY工具ノート編集部、運営者の「エイジ」です。

アナログノギスを初めて手にすると、本尺にもスライダーにも細かい線が並んでいて、「結局どこから読めばいいんだろう」と手が止まりやすいものです。

私も工具を説明するときは、最初からバーニヤの仕組みを細かく話すより、まず見る場所と順番を固定することを大事にしています。

ノギスの目盛りは、一見すると難しそうですが、基本はシンプルです。まず副尺の「0」が本尺のどこまで進んでいるかを見ます。

次に、本尺の線と副尺の線がぴったり一致する場所を探します。最後に、その2つの値を足せば測定値が出せます。

本尺を読む → 副尺で一致する線を探す → 2つを足す。

この記事では、この3ステップを何度も使いながら、0.05mmタイプと0.02mmタイプの違い、読み間違えやすい視差、練習問題までつなげます。

目盛りを眺めて「なんとなく分かった」で終わらず、自分で数値を出せるところまで進めていきましょう。

☑ 記事のポイント

  • 1本尺と副尺のどこを最初に見るか
  • 20.05mmと0.02mmの読み方の違い
  • 3目盛りを読み間違えやすい原因と対策
  • 4練習問題で測定値を出す手順

ノギスの読み方を3ステップで覚える

アナログノギスの読み方で大切なのは、細かい線を全部追いかけないことです。見る場所を「本尺」「副尺」「合計」の3つに分けると、急に分かりやすくなります。

ここでは、まず最小読取値0.05mmの一般的なタイプを中心に、目盛りを読む流れをつかみます。

本尺と副尺はどこを見る?

アナログノギスには、大きく分けて2種類の目盛りがあります。

本体側に固定されている長い目盛りが本尺、スライダーと一緒に動く短い目盛りが副尺です。副尺は「バーニヤ目盛」とも呼ばれます。

アナログノギスの本尺と副尺の位置を赤い矢印で示した図

本尺は、測定値のおおまかな整数部分を読むために使います。一方、副尺は本尺だけでは分からない小数部分を読み取るための目盛りです。

つまり、最初から両方の線を同時に見ようとすると混乱しやすいんです。

最初に見るのは副尺の「0」です。副尺の0が、本尺のどの1mm目盛りを通過しているかを確認します。

0が9mmと10mmの間にあれば、本尺の読みは9mmです。10mmに近く見えても、まだ10mmを超えていないなら9mmとして読みます。

そのあとで、副尺の線を左から順に見て、本尺の線と最もきれいに重なる場所を探します。ここで見つけた位置が、小数部分を決める手がかりになります。

見る順番 見る場所 判断する内容
最初 副尺の0と本尺 0が超えた直前の本尺目盛り
次 本尺と副尺の線 ぴったり一致する副尺の位置
最後 本尺値と副尺値 2つを足して測定値を出す

メーカーの解説でも、バーニヤ目盛のゼロが指す本尺値を読み、本尺と一致する副尺の値を読み、最後に足す流れが示されています。

読み方の基本を確認したいときは、(出典:ミツトヨ「ノギスの正しい使い方、読み方と注意点」)も参考になります。

バーニヤ目盛は仕組みより順番

副尺の線が本尺と少しずつずれて並んでいるのを見ると、「どうして重なった線で小数が分かるの?」と気になるかもしれません。

バーニヤ目盛は、本尺とはわずかに異なる間隔で目盛りを刻み、そのずれを利用して1mmより細かい寸法を読み取る仕組みです。

ただ、ノギスを使い始める段階で、目盛り間隔の比率や計算式まで覚える必要はありません。

実際の読み取りでは、副尺の0で本尺の整数部分を決め、次に一致する線から小数部分を決めることができれば十分です。

たとえば本尺だけを見ると「18mmより少し大きい」ところまでしか分からなくても、副尺の一致位置を加えることで18.20mm、18.35mmといった細かい値まで読めるようになります。

副尺は、本尺の間にある「あと少し」を読むための目盛り、と考えると分かりやすいでしょう。

バーニヤの原理を理解すると面白いのですが、読み方を覚える目的なら後回しで構いません。

まずは「0を見る → 一致線を見る → 足す」を身につけ、そのあとで仕組みに戻るほうが、実物と理屈がつながりやすいです。

ノギスの目盛りを読む3手順

ここからは、実際に数値を出す順番をもう少し細かく見ていきます。覚えることは増えません。毎回、同じ3手順です。

本尺は副尺0の左を読む

1つ目は、本尺の値です。副尺の0が、本尺の何mmを通過しているかを見ます。

たとえば副尺の0が「16」と「17」の間にあれば、本尺は16mm。副尺の0が「9」と「10」の間なら9mmです。

副尺0の左側にある本尺目盛りを読むノギスの読み方手順1

ここでありがちな間違いが、副尺の0に一番近い数字を選んでしまうこと。四捨五入ではありません。副尺の0が通過した直前の本尺目盛りを読みます。

0が10mmの直前まで来ていても、10mmを超えていなければ本尺は9mmです。

副尺0が10mmを超えていない場合は本尺を9mmと読む例

副尺で一致する線を探す

2つ目は、副尺です。副尺の0だけを見る段階が終わったら、今度は副尺の線と本尺の線が重なる場所を探します。

すべての線が似て見えることもありますが、少し離れて見るのではなく、目盛りの正面から「最も一直線に見える組」を探すのがコツです。

本尺と副尺が一直線に重なる線を探すノギスの読み方手順2

最小読取値0.05mmのノギスなら、一致した副尺の位置に0.05mmを掛けて小数部分を求めます。

たとえば、副尺の3番目の線が本尺と一致したなら、0.05mm×3=0.15mmです。

本尺と副尺を足す

3つ目で、ようやく足し算です。本尺が9mm、副尺が0.15mmなら、測定値は9.15mm。本尺が16mm、副尺が0.35mmなら、測定値は16.35mmになります。

本尺19mmと副尺0.60mmを足して19.60mmと読むノギスの読み方手順3

本尺9mm+副尺0.15mm=9.15mm

ノギスの読み方は、この形に当てはめると迷いにくくなります。まず整数部分、次に小数部分、最後に合計。これだけです。

◆エイジのワンポイントアドバイス

ノギスを覚え始めたときは、「副尺の何番目が合っているか」を先に探さないほうが楽です。

先に本尺を決めてしまえば、残りは小数部分だけ。見る範囲が狭くなるので、かなり読みやすくなりますよ。

0.05mmの目盛りを読む

DIYや一般的な測定で見かけるアナログノギスには、最小読取値0.05mmのタイプがあります。この場合、副尺の1目盛りに対応する読み取り値は0.05mmです。

ただし、ここで大事なのはすべてのノギスが0.05mmとは限らないこと。使う前に、バーニヤ付近の刻印や製品仕様で最小読取値を見てください。

0.05mmタイプなら、副尺の一致位置を次のように考えられます。

1番目なら0.05mm、2番目なら0.10mm、3番目なら0.15mm、4番目なら0.20mmという具合です。たとえば7番目が一致すれば0.35mmになります。

0.05mmタイプの副尺で1番目は0.05mm、2番目は0.10mm、3番目は0.15mmと読む例

一致する副尺 副尺の値 本尺が12mmなら
1番目 0.05mm 12.05mm
3番目 0.15mm 12.15mm
5番目 0.25mm 12.25mm
7番目 0.35mm 12.35mm
9番目 0.45mm 12.45mm

副尺に「5」「10」などの数字が刻まれている製品では、数字そのものをmmとして読むのではなく、どの目盛り線が一致しているかを確認します。

製品によって目盛りの表し方が少し違うため、まず最小読取値を確認してから副尺を読むのが安全です。

これからアナログ式で読み取り練習をしたいなら、最小読取値0.05mmの150mmクラスのノギスは、DIYで扱う寸法にも使いやすく、目盛りの考え方を覚える教材としても相性がいいでしょう。

0.05mmの読み方を実物で練習したい人へ

この記事で説明している読み方を実物で練習するなら、シンワ測定の「普及ノギス 150mm(19899)」が選択肢になります。最小読取値が0.05mmなので、「本尺を読む → 一致する副尺を探す → 足す」というこの記事の手順を、そのまま実物で確認できます。

  • 測定範囲:150mmクラス
  • 最小読取値:0.05mm
  • アナログ式なのでバーニヤ目盛の練習ができる
  • 外側・内側・深さ・段差測定に対応

「読み方そのものを覚えたい」という人に向いているタイプです。


※価格や在庫状況は変動します。最新情報は各ショップの商品ページで確認してください。

0.02mmの目盛りを読む

最小読取値0.02mmのノギスも、手順そのものは変わりません。

本尺を読む、副尺で一致する線を探す、2つを足す。この流れは同じです。変わるのは、副尺1目盛りあたりの値です。

0.02mmタイプで13番目の副尺線が本尺と一致した場合、副尺の読みは0.02mm×13=0.26mmです。本尺が9mmなら、9mm+0.26mm=9.26mmになります。

「副尺の1目盛り=0.05mm」と決めつけないでください。0.02mmタイプでは計算が変わります。最小読取値はノギス本体の表示や仕様で確認してから読み始めましょう。

つまり、0.05mmと0.02mmの違いを丸暗記する必要はありません。「このノギスの最小読取値はいくつか」を先に確かめ、その値に一致した目盛りの位置を掛ければいいわけです。

バーニヤ目盛がどこにあり、どのように本尺と重なるかは、メーカーの図解を見るとさらにイメージしやすくなります。(出典:シンワ測定「緻密にサイズを読み取る『バーニヤ目盛』」)

ノギスの読み方で迷いやすい点を解決

読み方の3ステップが分かっても、実物では「線が何本も合って見える」「斜めから見ると位置が変わる」「測り方が悪いのか読み方が悪いのか分からない」といった迷いが出てきます。

ここでは、読み間違いを減らす見方と、練習問題を使った確認方法をまとめます。

目盛りは正面から確認する

ノギスの目盛りは、できるだけ真正面から見ます。

斜めからのぞき込むと、本尺と副尺にわずかな高さの差があるため、線の位置がずれて見えることがあります。これが視差です。

たとえば、正面では副尺の5番目がきれいに一致しているのに、斜めから見ると4番目や6番目のほうが近く見えることがあります。

0.05mmタイプなら、1目盛り違うだけで読み取り値が0.05mm変わります。だからこそ、細かい数字を見る前に目線を目盛り面に対してまっすぐ合わせることが大切です。

ノギスの目盛りを斜めから見ず真正面から確認して視差を防ぐ図

また、測定前にはジョウを閉じた状態でゼロ位置を確認しておくと、読み取りの基準がつかみやすくなります。

測定面に切りくずやほこりが付いていると、そもそもの測定値がずれることもあるため、目盛りだけでなく測定面も軽く確認しておきましょう。

◆エイジのワンポイントアドバイス

線が何本も重なって見えるときは、目だけを左右に動かすより、ノギスを明るい場所へ持っていき、目盛り面を正面に向けて見直すほうが早いです。

「一番近い線」ではなく「一番まっすぐつながる線」を探す感覚で見ると見つけやすいですよ。

読み方と使い方を混ぜない

この記事で扱っているのは、主に「測定したあと、その数値をどう読むか」です。

一方で、外径を測るときの挟み方、内径測定でジョウをどこに当てるか、深さを測るときのデプスバーの当て方は「使い方」の話になります。

ここを分けて考えると、失敗したときの原因を見つけやすくなります。

目盛りの計算が合っていても、測定物に対してノギスが傾いていれば、読んでいる数値そのものが適切でない場合があります。

逆に、正しく測れていても、副尺を0.05mmではなく0.1mmとして読めば答えは変わってしまいます。

測る作業と読む作業を別々に確認してみてください。外径・内径・深さ・段差の測り方は、ノギスの使い方を初心者向けに解説した記事で詳しく紹介しています。

流れとしては、「正しく当てる → 正面から目盛りを見る → 本尺を読む → 副尺を読む → 足す」です。

読み方だけ覚えたあとに使い方も身につけると、測定全体の流れがつながってきます。

読み間違いはここを確認

計算した値に自信が持てないときは、最初から全部やり直すより、間違えやすい場所を順番に確認すると早いです。

特に多いのは、本尺の読みを1mm先にしてしまう、最小読取値を確認していない、一致する副尺線を斜めから見ている、という3つです。

迷いやすい場面 確認すること 見直し方
本尺が1mmずれる 副尺0がどこまで通過したか 0の左側にある直前の本尺を読む
小数部分が合わない 最小読取値 0.05mmか0.02mmか本体表示を見る
一致線が決められない 見る角度 目盛り面を真正面から見る
毎回値が変わる 測定時の当て方 傾きや力加減も確認する

もう1つ見ておきたいのがゼロ位置です。ジョウを閉じたときに、本尺と副尺の基準となるゼロが合っているか確認しておくと、「読み方は合っているのに値がおかしい」という混乱を減らせます。

測定面にごみが挟まっている場合もあるため、無理に強く閉じるのではなく、状態を見てから測り始めます。

そして、答えを出したあとに一度「この大きさは見た目として不自然ではないか」と確認するのも有効です。

たとえば直径10mm前後に見える丸棒を測っているのに、読み取り結果が100mmになっていたら、小数点や本尺の読み方を見直すきっかけになります。

ノギスは細かく読める道具ですが、最後のひと目確認も意外と役立ちます。

ノギスの読み方を例題で練習

ノギスは、説明を読むだけより数問解いたほうが早く慣れます。

ここでは最小読取値0.05mmのノギスを想定して、目盛り図がなくても手順を追える形で練習します。まず自分で答えを考えてから、計算を確認してみてください。

例題1 本尺9mmの場合

副尺の0は、本尺の9mmと10mmの間にあります。そして、副尺の3番目の線が本尺の線とぴったり一致しています。測定値はいくつでしょうか。

まず本尺は9mmです。次に副尺は、0.05mm×3=0.15mm。最後に9mm+0.15mmなので、答えは9.15mmです。

ここで10mmに近いからといって本尺を10mmにしないことがポイント。副尺の0が10mmを超えていないため、本尺は9mmです。

例題2 本尺18mmの場合

副尺の0は18mmと19mmの間。副尺の8番目が本尺と一致しています。では、測定値を出してみましょう。

本尺は18mm。副尺は0.05mm×8=0.40mmです。したがって、測定値は18.40mmになります。0.40mmを「40mm」と読まないよう、小数点の位置にも気をつけてください。

例題3 本尺30mmの場合

副尺の0は30mmと31mmの間にあり、副尺の7番目の線が一致しています。まず本尺30mm、次に副尺0.05mm×7=0.35mm。合計は30.35mmです。

3問とも、やっていることは同じです。数字が変わっても、本尺 → 一致する副尺 → 足し算の順番は変わりません。

この型が頭に入れば、実物のノギスでも「どこから見よう」と迷いにくくなります。

チャレンジ問題:最小読取値0.02mmのノギスで、本尺が14mm、副尺の17番目が一致しているとします。

副尺は0.02mm×17=0.34mmなので、測定値は14.34mmです。0.05mmタイプと手順が同じことを確認してみてください。

練習は本尺と副尺を分ける

練習するときは、最初から答えまで一気に出そうとせず、本尺だけを読む問題と副尺だけを読む問題に分けると覚えやすくなります。

まず副尺の0を見て「本尺は何mmか」だけ答える。次に、本尺の値はいったん忘れて「どの副尺線が一致しているか」だけ探す。最後に2つを足します。

このやり方なら、答えを間違えたときも原因が分かります。本尺で間違えたのか、副尺の一致位置で間違えたのか、掛け算で間違えたのかを切り分けられるからです。

数問続けて解くなら、紙に「本尺」「副尺」「合計」の3列を書き、それぞれの値を記入してみるのもおすすめです。

実物で練習する場合は、厚さや直径が大きく違う物を何個か用意すると変化が見えやすくなります。

たとえば薄い板、ドリルビットの軸、ボルトの軸など、ノギスで無理なく挟める物を測り、毎回同じ順番で読んでみます。

同じ物を数回測って大きく値が変わるなら、読み取りだけでなく当て方も見直すきっかけになります。

慣れるまでは速さより順番を優先してください。1回ごとに同じ見方を繰り返すほうが、結果として読み取りが安定しやすくなります。

デジタルノギスは表示を読む

デジタルノギスは、測定値が液晶に表示されるため、アナログ式のように本尺と副尺を読み合わせる必要はありません。

細かい目盛りを追うのが苦手なら、表示の見やすさは大きなメリットです。

ただし、デジタルなら何も確認しなくていいわけではありません。測定前のゼロ確認、測定物への当て方、単位表示の確認などは必要です。

また、液晶に0.01mm単位で表示される製品でも、その表示桁と測定の許容差は同じ意味ではありません。用途に合った仕様を選ぶことが大切です。

目盛りの読み間違いを減らすことを優先するなら、大型液晶で0.01mm表示のデジタルノギスも選択肢になります。

一方、アナログ式は電池が不要で、バーニヤを自分で読めるようになる面白さがあります。どちらが上というより、使う場面で選ぶ道具です。

アナログノギスは電池不要、デジタルノギスは液晶表示で読みやすいという特徴の比較

タイプ 値の見方 向いている場面
アナログ 本尺と副尺を読み合わせる 目盛りの仕組みを理解したい、電池を使いたくない
デジタル 液晶の数値を読む 読み取りを素早くしたい、細かい目盛りが見づらい

購入時は表示桁だけで選ばず、測定範囲、最大許容誤差、材質、ゼロセット機能なども見ておくと用途に合わせやすくなります。

DIYで一般的な小物や部品を測るなら150mmクラスが候補になりやすいですが、測りたい物の大きさに合う範囲を選ぶことが先です。

細かい目盛りを読む手間を減らしたい人へ

読み取りやすさを優先するなら、シンワ測定の「デジタルノギス 大文字2 150mm(19995)」が候補になります。最小読取値0.01mmで、文字高13mmの大型液晶を採用しているため、アナログ式のように本尺と副尺の一致線を毎回探す必要がありません。

  • 150mmクラスでDIYの小物や部品を測りやすい
  • 最小読取値0.01mm
  • 文字高13mmの大型液晶
  • ゼロセット機能付き
  • 測定値を固定できるホールド機能付き

「ノギスは使いたいけれど、細かいバーニヤ目盛を毎回読むのは面倒」という人には、アナログ式よりこちらのほうが使いやすいでしょう。


※価格や在庫状況は変動します。最新情報は各ショップの商品ページで確認してください。

もう少し上位のデジタルノギスを選びたい場合

仕事でも使う、使用頻度が高い、測定工具メーカーの定番モデルを選びたいという場合は、ミツトヨの「ABSデジマチックキャリパ CD-15AX(500-151-30)」も候補です。

測定範囲は0~150mm、最小表示量は0.01mm。絶対原点を持つABSスケールを採用したデジタル式のスタンダードモデルです。

◆エイジのワンポイントアドバイス

私は、ノギスの仕組みを覚えたい人には一度アナログ式を読んでみるのをおすすめします。

本尺と副尺を自分で追うと、「0.1mmより細かい寸法をどう読み分けているか」が感覚でつかみやすいからです。

読み取りの手間を減らしたい作業では、デジタルの見やすさが助けになります。

ノギスの読み方に関するFAQ

Q1. 副尺の0が9mmと10mmの間なら何mmですか?

A. 本尺は9mmと読みます。副尺の0が10mmを超えるまでは、本尺の値は9mmです。そのあと、本尺と一致する副尺の値を求めて9mmに足します。

Q2. 副尺で一致する線が分かりません

A. 目盛りを真正面から見て、左右の線が最も一直線につながって見える位置を探してください。

斜めから見ると視差で位置がずれて見えることがあります。明るい場所で目盛り面を正面に向けると見つけやすくなります。

Q3. 副尺は必ず0.05mmで読みますか?

A. 必ずではありません。アナログノギスには0.05mmや0.02mmなど、最小読取値が異なる製品があります。副尺を読む前に、ノギス本体の表示や製品仕様で最小読取値を確認してください。

Q4. 0.02mmのノギスも読み方は同じですか?

A. 基本手順は同じです。本尺を読み、一致する副尺線を探し、最小読取値0.02mmを使って副尺値を求め、最後に足します。たとえば13番目が一致すれば0.02mm×13=0.26mmです。

Q5. デジタルノギスにも副尺がありますか?

A. 一般的なデジタルノギスは測定値を液晶に表示するため、アナログ式のように本尺と副尺の一致位置から数値を求める必要はありません。

読み取りは楽になりますが、ゼロ確認や正しい当て方はアナログ式と同じように大切です。

ノギスの読み方のまとめ

ノギスの目盛りを読むときは、最初から細かい線を全部見ようとしなくて大丈夫です。

まず副尺の0を基準に本尺の値を確認し、次に本尺と副尺の線が一致する位置を探します。そして、本尺の値と副尺の値を足せば測定値を出せます。

ノギスの読み方は「本尺を読む → 副尺の一致する線を探す → 2つを足す」。

この順番を毎回同じにすることが、読み間違いを減らす一番分かりやすい方法です。

0.05mmタイプでも0.02mmタイプでも、この基本は変わりません。違うのは副尺1目盛りの値なので、まず本体の最小読取値を確認してください。

そして目盛りは正面から見ること。ここまで押さえれば、アナログノギスの細かい線も「どこを見るか分からない目盛り」ではなく、順番に追えば答えが出る目盛りへ変わります。

最初の数回は少し時間がかかっても問題ありません。手元のノギスで、本尺だけ読む練習、副尺の一致線だけ探す練習を分けてやってみてください。

最後に2つを足す。これを繰り返すうちに、目盛りを見るスピードは自然についてきますよ。

これからノギスを選ぶなら用途で決める

ここまで読んで「実物でも試してみたい」と思ったら、目的に合わせて選ぶと迷いにくくなります。

読み方そのものを覚えたい人と、実際のDIYで素早く測りたい人では、向いているノギスが違います。

こんな人におすすめ 候補 選ぶ理由
目盛りの読み方を練習したい シンワ測定 普及ノギス 150mm(19899) 最小読取値0.05mmで、この記事の読み方をそのまま練習しやすい
DIYで素早く読み取りたい シンワ測定 デジタルノギス 大文字2 150mm(19995) 0.01mm表示と大型液晶で読み取りやすく、ゼロセット・ホールド機能も使える
使用頻度が高く、定番のデジタルモデルを選びたい ミツトヨ CD-15AX 0~150mm・0.01mm表示のデジタル式スタンダードモデル

迷ったときの選び方

読み方を覚えたいならアナログ。
目盛りを読む手間を減らしたいならデジタル。

DIYで初めてデジタルノギスを選ぶなら、まずは150mmクラスから検討すると使いやすいでしょう。

シンワ 普及ノギス 150mm

シンワ デジタルノギス 大文字2 150mm

ミツトヨ CD-15AX

※価格や在庫状況は変動します。最新情報は各ショップの商品ページで確認してください。

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