木材・金属・コンクリート・タイルに対応するドリルビットと電動ドリルを使って、初心者向けの正しい選び方3つの手順を示したアイキャッチ画像

工具の選び方

ドリルビットの種類と選び方|素材別の違いを初心者向けに解説

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こんにちは。DIY工具ノート編集部、運営者の「エイジ」です。

ドリルドライバーを買って、いざ穴をあけようとすると次に迷うのがドリルビットです。

工具売り場を見ると、木工用、鉄工用、コンクリート用、タイル用などが並んでいて、しかも見た目がよく似ています。

私も工具を扱ってきた中で感じるのですが、ドリルビットは名前をたくさん覚えるより、「何に穴をあけるのか」から考えたほうがずっと分かりやすいです。

ドリルビット選びで迷ったら、何に穴をあけるかから考えることを示した図

木材なら木工用、金属なら鉄工用、コンクリートならコンクリート用というように、最初に材料を決めれば候補をかなり絞れます。

さらに、同じ用途のビットでも丸軸と六角軸があり、手持ちのドリルドライバーやインパクトドライバーに取り付けられるとは限りません。

つまり、見るポイントは「材料」と「軸」と「工具本体」の3つ。

この記事では、DIY初心者のあなたが売り場や通販ページを見たとき、自分に必要なドリルビットを選べるように、素材別の違いから軸形状、工具との組み合わせまで順番に解説します。

ドリルビットを材料、軸と工具、サイズの3ステップで選ぶ流れ

☑ 記事のポイント

  • 1木工用・鉄工用・コンクリート用の違い
  • 2穴をあける素材からビットを選ぶ方法
  • 3丸軸・六角軸・SDS系の違い
  • 4手持ちの電動工具に合うビットの確認方法
穴をあける材料 主なドリルビット 最初に見るポイント
木材 木工用ビット 穴径・深さ・仕上がり
鉄・アルミなど 鉄工用ビット 対応する金属の種類
コンクリート・モルタル コンクリート用ビット 工具の方式と軸形状
タイル タイル対応ビット 対応するタイル材質
大径の木工穴 木工用ボアビットなど 必要な穴径と工具能力

ドリルビット選びで最初に確認するのは、穴をあける材料です。「材料を決める → 対応するビットを選ぶ → 工具本体に取り付けられるかを見る」。この順番なら、種類の多さに振り回されにくくなります。

迷ったら、穴をあけたい素材から選べます

すでに穴をあける材料が決まっている方は、対応するドリルビットから探すと早いです。

※上記リンクにはアフィリエイト広告を含みます。購入前に対応素材・軸形状・使用工具をご確認ください。

ドリル刃や各種ビットを収納した充電式ドリルドライバー用ビットセット

ドリル刃や各種ビットを収納したセット。見た目だけでなく用途と軸形状を確認して使い分けます。

ドリルビットの種類を素材別に選ぶ

ドリルビットは、穴をあけたい材料によって刃先の作りが変わります。細長い形だから同じように使えそうに見えますが、木材を切る刃と金属を削る刃、コンクリートを穿孔する刃では役割が違います。

まずはDIYで出番の多い木工用、鉄工用、コンクリート用、タイル用から見ていきましょう。ここが分かると、ホームセンターのドリル刃売り場もかなり見やすくなりますよ。

木材は木工用、鉄やアルミは鉄工用、コンクリートはコンクリート用、タイルはタイル用を選ぶ対応図

木工用ビットは木材向け

木工用ドリルビットは、無垢材、集成材、合板などの木材に穴をあけるための先端工具です。

代表的な木工用ビットは先端中央が突き出した形になっており、狙った位置へ先端を合わせやすくなっています。

木材への穴あけでは、単純に穴が開けば終わりではありません。入口の周囲が大きく欠けたり、狙った位置からずれたりすると、棚や家具の仕上がりにも影響します。

そのため、木工作業が中心なら、木材向けとして作られたビットを用意しておくと扱いやすいです。

細い下穴なら小径の木工用ドリル、ボルトを通す穴なら必要な径に合うビットというように、同じ木工でも目的によってサイズを変えます。

さらに、太い穴や途中までの穴、座ぐり加工などでは一般的な細いドリルとは違う形の木工錐も使われます。

木工ドリルメーカーのスターエムでも、一般的な木工錐のほか、下穴錐や座掘錐など用途別の製品が用意されています。(出典:株式会社スターエム「木工ドリル製品情報」)

大きな穴は専用形状も便利

棚板へ配線を通す穴を作ったり、厚い木材へ太めの貫通穴をあけたりする場合、細いドリルビットだけでは対応しにくくなります。

そんな場面では、木工用のボアビット、座ぐり用ビット、木工錐などが候補です。

ただし、刃径が大きくなるほど工具本体へかかる負荷も変わります。ビットだけを見て選ばず、使用するドリルドライバーなどの穴あけ能力も合わせて見てください。

木工作業が多い方なら、木工用ドリルや大径穴用の木工錐を用途ごとに揃えると、細い下穴から太い穴まで対応しやすくなります。

木工DIYが中心なら、まずは複数径のセットが便利

棚作りや家具DIYなどで下穴サイズを使い分けるなら、よく使う径がまとまった木工用セットから探すと選びやすいです。

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◆エイジのワンポイントアドバイス

木工用は「何mmの穴を開けたいか」だけでなく、「貫通させたいのか」「途中で止めたいのか」まで考えると選びやすいです。

穴径が同じでも、作業内容によって使いやすい刃の形は変わりますよ。

鉄工用ビットは金属向け

鉄工用ドリルビットは、鉄板、鋼材、アルミなどの金属へ穴をあけるために使います。一般的には、先端が円すい状になったツイストドリルと呼ばれる形がよく見られます。

木工用のように中央へ目立つ突起があるタイプとは見た目が異なりますが、製品によって刃先形状や表面処理はさまざまです。

そのため、色や形だけを見て「これは鉄工用」と決めるのではなく、パッケージや商品説明に書かれた対応材料を見るのが確実です。

金属は種類によって加工のしやすさが違います。一般鋼材向けのもの、ステンレスへの使用を想定したものなどがあるので、単に「金属用なら全部同じ」と考えないほうがいいでしょう。

また、金属への穴あけではビット径が大きくなるほど一気に穴をあけにくいことがあります。作業内容によっては細い下穴から段階的に径を広げる方法もあります。

金属への穴あけは摩擦でビットや材料が熱くなる場合があります。使用中や使用直後の刃先へ不用意に触れないようにしてください。回転数や切削方法については、使用するビットと工具の仕様に合わせます。

鉄・アルミへの穴あけなら、対応金属を確認して選びましょう

一般的な鉄・アルミへのDIYなら鉄工用セットが便利です。ステンレスへ穴をあける場合は、商品説明でステンレス対応の有無も確認してください。

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コンクリート用は工具も確認

コンクリート、ブロック、モルタルなどへ穴をあける場合は、コンクリート向けのドリルビットを使います。

木工用や鉄工用とは違い、先端に超硬チップを備えた製品が多く、対象物を削るだけでなく穿孔するための形になっています。

ここで初心者の方が特に気をつけたいのが、ビットだけでなく使用する電動工具の方式まで確認することです。

コンクリート用には、振動ドリル向け、インパクトドライバー向け、ロータリーハンマードリル向けなどさまざまな製品があります。

軸についても丸軸や六角軸だけでなく、SDS-plusなど専用の形があります。

例えばユニカのコンクリートドリルには、振動用、充電インパクトドライバー用、SDS-plus、六角軸など複数の製品系統があります。

SDS-plusのチップトップビットは軽量ハンマードリルに対応し、超硬チップを備えた構造です。(出典:ユニカ株式会社「コンクリートドリル」)

つまり、「コンクリート用と書いてあるから自分の工具で使える」とは限りません。対象材料、軸形状、回転・振動・打撃などの使用方式をセットで確認してください。

コンクリートへの穴あけを予定しているなら、工具本体に対応したコンクリート用ドリルビットセットを選ぶと、よく使う径をまとめて揃えやすくなります。

コンクリート用は「工具に合う軸」を確認してから購入

  • インパクトドライバーなら、対応する6.35mm六角軸タイプ
  • 振動ドリルなら、工具仕様に合う振動用ビット
  • ロータリーハンマードリルなら、SDS-plusなどの規格

同じ「コンクリート用」でも取り付け方式が違うため、購入前に手持ち工具の仕様を確認してください。

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◆エイジのワンポイントアドバイス

コンクリート用は「刃の太さだけ見て買う」と失敗しやすいところです。私は、まず手持ち工具の先端部分を見て、六角軸なのかドリルチャックなのかSDS系なのかを確認する順番が分かりやすいと思っています。

タイル用は割れに注意

洗面所やキッチンなどのタイルへ穴をあけたい場合は、タイルへの使用を想定したビットが候補になります。

タイルは硬そうに見えますが、局所的な力が加わると欠けたり割れたりすることがあります。

だからこそ、コンクリート壁と同じ感覚で作業するのではなく、タイルの材質とビットの対応を確認することが大切です。

磁器タイル、陶器質タイルなど、タイル側にも違いがあります。商品に「タイル用」と書かれていても、対応する材質や使える工具、打撃の可否などは製品ごとに異なります。

また、タイルの奥がコンクリートなのか、別の下地なのかでも、貫通後に必要となるビットや作業方法が変わる場合があります。

表面だけを見て終わらず、その先に何があるかも意識しておきたいですね。

タイルやコンクリートへ穴をあける作業では粉じんや破片が発生することがあります。保護メガネなど、作業内容に合う保護具を使い、材料が動かない状態で作業してください。

見分け方は刃先と表示を見る

ドリルビットがケースから出た状態で並んでいると、「どれが木工用で、どれが鉄工用だったかな」と迷うことがあります。

代表的な形を見ると、木工用は中心を狙いやすい突起を持つもの、鉄工用は円すい状の先端を持つツイストドリル、コンクリート用は先端に幅のある超硬チップを備えたものが見つかります。

ただし、これはあくまで見分けるための手掛かり。最近は複数の材料へ対応した製品や独自形状のビットもあるため、見た目だけで用途を断定しないことが大切です。

ドリルビットは見た目や色だけで用途を判断せず、パッケージの対応素材を確認する

購入時のパッケージを残しておく、ケースに「木工」「鉄工」「コンクリート」と書いておくなど、用途が分かる状態で収納しておくと後から迷いません。

色だけで判断するのも避けたいところ。表面処理や材質によって色が違う製品があり、「金色だからこの用途」というような見分け方はできません。対象材料の表示を優先してください。

ドリルビットの種類と工具の合わせ方

素材に合うビットが分かったら、次は工具本体との組み合わせです。ここを見落とすと、買ってきたビットが取り付けられないということがあります。

特に確認したいのは、ビット後端の軸形状です。DIYでは丸軸と六角軸をよく見かけますが、コンクリート作業ではSDS-plusなど専用形状も登場します。

丸軸と六角軸の違い

丸軸は、名前のとおり軸部分が丸いタイプです。ドリルドライバーや電気ドリルに付いているドリルチャックへ差し込み、チャックの爪で挟んで固定します。

ドリルチャックは対応する範囲内でさまざまな太さの軸を保持できるため、木工用や鉄工用の丸軸ドリルを使いたいときに便利です。

一方の六角軸は、軸の断面が六角形です。DIY向けでは対辺6.35mmの六角軸がよく使われ、一般的なインパクトドライバーへ差し込める製品があります。

六角軸だから穴あけ用途が同じというわけではありません。六角軸の木工用もあれば鉄工用もあり、コンクリートへ対応したものもあります。

六角軸は取り付け部分の形を示しているだけなので、用途は別に確認してください。

SDS-plusなどは、ロータリーハンマードリルなどで使われる専用形状です。丸軸や一般的な6.35mm六角軸とは取り付け方式が違います。

ドリルドライバー、インパクトドライバー、ロータリーハンマードリルに合うドリルビットの軸形状

軸形状 主な取り付け方 確認ポイント
丸軸 ドリルチャックで固定 チャック能力と軸径
六角軸 六角軸対応ホルダーへ装着 軸寸法と工具への対応
SDS系 対応する専用工具へ装着 SDS-plusなどの規格

 

ドリルドライバーとインパクトドライバーでは、先端工具を保持する仕組みも違います。

ドリルドライバー、インパクトドライバー、ロータリーハンマードリルに合うドリルビットの軸形状

工具本体の違いから確認したい方は、インパクトドライバーとドリルドライバーの違いも合わせて読むと分かりやすいですよ。

インパクトで使えるビット

「インパクトドライバーでも穴あけできるの?」という疑問はかなり多いです。

インパクトドライバーでも、工具と作業内容に対応する六角軸ドリルビットを使えば穴あけできる製品があります。

ただし、丸軸のドリルビットを一般的なインパクトドライバーの差込口へ直接取り付けることはできません。

インパクトドライバーは6.35mm六角軸に対応し、丸軸ドリルビットは直接取り付けられないことを示す図

また、六角軸であれば何でも同じ条件で使えるという意味でもありません。木工用、鉄工用、コンクリート用など用途を確認し、インパクトドライバーでの使用に対応した製品を選びます。

きれいな穴をあけたい作業や、細かな回転操作をしたい場面ではドリルドライバーのほうが扱いやすいこともあります。

一方、普段インパクトドライバーを使っていて簡単な下穴をあけたい場合は、対応する六角軸ビットが便利です。

工具そのものの操作方法やビットの固定方法については、初心者向け電動ドライバーの使い方で詳しく紹介しています。

インパクトドライバーを使うなら「6.35mm六角軸」をチェック

普段インパクトドライバーを使っている方は、工具に対応した六角軸タイプから探すと候補を絞りやすくなります。ただし、木工・鉄工・コンクリートなど対応素材は別に確認してください。

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◆エイジのワンポイントアドバイス

「インパクトに付くから使える」と「その材料の穴あけに向いている」は別の話です。軸が合っても刃先の用途が違えば目的の作業には合いません。

私は、軸を見る前にまず材料、次に工具という順番で見るようにしています。

穴径と深さでサイズを選ぶ

素材と軸が決まったら、最後に見るのがビット径と長さです。

例えば6mmの穴をあけたいなら、基本的には目的に合った6mm径のドリルビットを選びます。

ただし、アンカーやプラグなどを取り付けるための穴では、取り付け部品側に指定された下穴径があります。

「だいたいこれくらい」で選ぶのではなく、使用する部品に指定径がある場合は、その寸法を基準にしてください。穴が大きすぎれば固定できず、小さすぎれば部品を入れにくくなります。

深い穴をあける場合は全長だけでなく、実際に削れる部分の長さも見ます。ビット全体が長く見えても、軸部分まで穴へ入れられるわけではありません。

ドリルビットを選ぶときに必要な穴径と実際に削れる深さを確認するポイント

ネジの下穴は目的が違う

木ネジやビスを入れる前の下穴では、ネジそのものと同じ太さの穴をあけるとは限りません。

下穴には、木材の割れを抑えたり、ネジを狙った方向へ進めやすくしたりする役割があります。

下穴の径はネジや材料によって変わります。詳しい考え方は、釘とねじの使い分けと下穴の考え方で解説しています。

今回の記事では「どのドリルビットを選ぶか」に集中していますが、実際の作業では穴径と材料の厚さまでセットで考えてください。

用途違いのビットは使わない

工具箱の中に鉄工用ビットしかないと、「木材にもこれで穴が開くなら、そのままでいいのでは」と感じるかもしれません。

確かに、製品や材料によっては本来の中心用途とは違う材料へ穴をあけられることがあります。

しかし、穴が開くことと、その作業に向いていることは同じではありません。

例えば木材では、木工用ビットのほうが位置を決めやすかったり、穴の周囲を仕上げやすかったりする場合があります。

金属へ木工用を使ったり、鉄工用でコンクリートへ無理に進めようとしたりすれば、刃先を傷めたり、材料側へ余計な負担をかけたりする原因にもなります。

見た目が似ていても、刃先はその材料に合わせて作られています。「入るから使う」ではなく、「何のための刃か」を見て選びましょう。

切れにくい状態で工具を無理に押し込まないでください。ビットの発熱、折損、材料の欠け、工具の反動などにつながる場合があります。

切削が進まないときは一度止め、ビットの用途、摩耗、回転方向、工具の設定を見直します。

また、回転工具では服の袖や髪などが回転部分へ近づかないよう注意が必要です。作業前に材料を安定させ、ビットを交換するときは不意に作動しない状態にしてから行います。

セットと単品の選び分け

初めてドリルビットを買うときは、1本ずつ買うべきかセットを買うべきか迷うところです。

棚作りや家具DIYなどでいろいろなサイズの下穴をあける予定があるなら、数種類の径が入ったセットは使いやすいです。

一方、特定のアンカー用に6mmだけ必要というように用途が決まっているなら、必要な1本を選ぶほうが無駄を減らせます。

通販では本数の多いセットが目に入りやすいのですが、大切なのは本数ではありません。

使わないビットが30本入っているより、自分が使う素材と径に合った5本が入っているほうが役立ちます。

複数の用途で使うならドリルビットセット、目的が一つなら単品を選ぶ考え方

購入前は、次の順番で商品説明を見ると迷いにくいです。

材料 → 必要な穴径 → 軸形状 → 対応する工具 → セット内容

この順番で確認すれば、「たくさん入っているから買ったけれど、手持ち工具に付かなかった」という失敗を減らせます。

木材や薄い金属へのDIYが中心なら、よく使う径をまとめた六角軸や丸軸のドリルビットセットも比較しやすい候補です。

ただし「万能」「多用途」と書かれた商品でも、実際に対応する材料は商品ごとに確認してください。

セットを一度買えば一生追加しなくていい、というものでもありません。よく使う径だけ先に摩耗することもあります。その場合は、必要なサイズを単品で補充すれば十分です。

DIY初心者なら、用途に合わせてこの3タイプから選ぶと分かりやすいです

本数の多さだけで選ばず、対応素材・必要な径・軸形状・対応工具を確認して選んでください。

ドリルビットに関するよくある質問

Q1. 木工用と鉄工用ドリルビットはどう見分けますか?

A. 代表的な木工用ビットは中央に位置決めしやすい先端を持つものがあり、鉄工用では円すい状の先端を持つツイストドリルをよく見かけます。

ただし形状だけでは判断できない製品もあるため、ケースやパッケージに書かれた対象材料を見るのが確実です。

Q2. 鉄工用ドリルビットで木材に穴をあけられますか?

A. 鉄工用ビットで木材へ穴をあけられる場合はあります。ただ、木工作業では木工用のほうが位置を決めやすかったり、穴の周囲を仕上げやすかったりします。

普段から木材へ穴をあけるなら、木工用を用意して使い分けるほうが扱いやすいです。

Q3. インパクトドライバーでもドリルビットは使えますか?

A. 使用するインパクトドライバーと作業内容に対応した六角軸ドリルビットであれば、穴あけに使える製品があります。

ただし、一般的な丸軸ドリルをインパクトドライバーへ直接差し込むことはできません。六角軸でも用途や対応工具は製品ごとに異なるので、材料と工具の両方を見て選びます。

Q4. 六角軸と丸軸ならどちらを選べばいいですか?

A. どちらが上という違いではなく、使う工具に合わせます。ドリルチャックを備えたドリルドライバーや電気ドリルでは丸軸を保持できる機種が多く、一般的なインパクトドライバーでは6.35mm六角軸の先端工具を使います。

工具側の保持方式とビットの軸寸法を確認してください。

Q5. 木工・鉄工・コンクリートに使える万能ビットはありますか?

A. 複数の材料への使用を想定したマルチ用途のドリルビットは販売されています。ただし、どんな材料にも制限なく使える1本という意味ではありません。

対応する材料、厚さ、工具の方式などは製品ごとに決められています。DIY初心者なら、まず穴をあける材料を決め、その材料へ対応するビットを選ぶ方法が分かりやすいですよ。

ドリルビットの種類は素材で選ぶ

ドリルビットには木工用、鉄工用、コンクリート用、タイル用などさまざまな種類がありますが、全部の名前を一度に覚える必要はありません。

まず「何に穴をあけるのか」を確認し、その素材に対応したビットを選ぶ。これがいちばん大切です。

木材なら木工用、金属なら鉄工用、コンクリートやモルタルなら対応するコンクリート用というように考えれば、候補を絞れます。

そのあとに、丸軸、六角軸、SDS系などの軸形状を見て、手持ちのドリルドライバー、インパクトドライバー、振動ドリル、ロータリーハンマードリルなどへ取り付けられるか確認します。

最後に必要な穴径と深さを確認すれば、かなり選びやすくなるはずです。

  • 何に穴をあけるかを決める
  • その素材に対応するビットを選ぶ
  • 軸形状が工具本体に合うか確認する
  • 必要な穴径と深さに合うサイズを選ぶ

ドリルビットを選ぶ準備ができた方はこちら

最後にもう一度、穴をあけたい素材と手持ち工具を確認してから商品を選んでください。

※商品によって対応素材・軸形状・対応工具が異なります。商品説明と手持ち工具の仕様をご確認ください。

見た目が似ているドリルビットでも、得意な材料や取り付け方法は違います。「どれでも穴をあけられそう」と考えるのではなく、素材から選ぶクセをつけておくとDIYで迷う場面が減ります。

あなたが次にドリルビット売り場を見るときは、商品数の多さより、まず「今回は何に穴をあけるんだっけ?」と思い出してみてください。そこが決まれば、自分に必要な1本がかなり見えやすくなりますよ。

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